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囲碁将棋部 将棋 夏の高校竜王戦

2023/07/18

囲碁将棋

7月16日(日)高校夏の将棋竜王戦大会が行われました。この大会では男女ともに上位4名が近畿大会への出場権を獲得でき、さらに男子B級からも2名近畿大会に進むことができます。1年の中で最も上位大会を目指すチャンスのある大会です。

本校からはA級3名、B級4名、女子1名で参加しました。B級は参加者総数117名と熾烈です。最も活躍したのは高1生Kくん。中学時代は振り飛車党でしたが、最近は居飛車にも挑戦し棋力を上げています。予選通過の条件は16名いるブロックで4戦全勝の1名のみ。負けた瞬間決勝には進めません。Kくんは初戦から3連勝で決勝に王手。全勝同士がぶつかる最後の対局を迎えます。序盤は優勢だったというKくんですが、中盤で逆転を許します。結局敗れてしまい3勝1敗。よく頑張ってくれました。他3名と合計で9勝挙げてくれたB級。秋の大会こそ予選通過を期待しています。


女子の部で参加した高1Sさんはくじ運に泣きました。前回の1~3位生徒が全員不参加の今大会、入賞のチャンスは十分にありましたが、前回4位入賞生徒と前回団体戦の優勝チームの大将生徒が所属する3人ブロックにまさか入ってしまいました。果敢に戦いますが敗れてしまいました。しかし前半はかなり優勢でした。終盤力、手筋などの課題を見つけることができ、とても意味のある大会になったと思います。必ず秋、勝ちましょう。


A級は「今年も」くじ運に恵まれません。11ブロックある中で、雲雀生が同じブロックに2人入ってしまいます。つまり部員同士で倒し合わなければいけません。実はこの現象は3年連続。しかも毎年その片方は引退のかかる3年生です。今大会で引退の高3Yくんは2戦終えて1勝1敗。3戦目の相手は同じく1勝1敗中の雲雀生高2Fくんです。勝った方が決勝トーナメントに進みます。二人とも中入生でずっと部活を続けてきました。将棋教室に通わず、独学で有段者まで成り上がった生徒です。結果はFくんの勝ち。両者とても良い将棋でした。もう1名参加した高1Eくんも予選通過。Eくんは最終的に兵庫県5位の成績となり、辞退者の関係から近畿大会出場を決めました。近畿大会は11月に三重県津市で行われます。一緒に頑張りましょう。


大会終了後も、会場に残って部員同士で和気あいあいと将棋を指すのが雲雀生のいつもの光景です。今回引退となる高3Yくん、そして高2Fくんと談笑していました。独学でここまで来た二人と「将棋が強くなるために大事なことは」というテーマで話をしました。すると二人の意見が一致しました。「やっぱりたくさん指すこと。いっぱい数をこなすこと」だそうです。私も、その通りだと思いつつ、その根底には「将棋が好き」という気持ちがあるのだろうと思いました。将棋が好きな人は必ず伸びます。高校生も中学生もセンスのある部員がたくさんいます。今後、皆さんの活躍を期待しています。

Yくん、6年間お疲れ様でした。たくさん夢を見させてもらいました。大学での活躍も楽しみにしています。

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