学校ブログ

校長通信

Seize the day 第74号

2018/10/31

行事

高校生のみの校庭での集会でした。高校生が中学生の模範となる集合でした。「たくさんの表彰状を披露しました。時間短縮のためにまとめて代表者のみを披露することになり、申し訳ない気持ちです。「先生は自分が褒められるよりも生徒が褒められるのがうれしい」ものです。校外での活動も頑張ってください。「上の者が範を示す」「外部の評価を受ける」クラブも同じ。いい組織の条件です。

私の高校時代のことを講話として話しました。補足して紹介します。恩師ではないですが、高校時代の先生の言葉で心に残っているものがあります。先生は高校2年の時の現代文を教えていただきました。優等生でなかった私は、そんなにまじめに授業を受けていたわけではありませんでした。まじめじゃないくせに失礼ですが、授業がすごくよくわかる先生でもなかったと思います。そんな私がなぜかその先生の言葉が心に残っています。

「明日できることを今日するな」です。もう一度言います。

授業でこれを聞いて最初はよくわかりませんでした。明日の分まで今日やっておこう。先々やっておくことが大事。とよく言われてきたし、そう思っていました。おかしなことを言う先生だと思っていました。

「明日できることを今日するな」逆に言うと「明日できないことを今日しろ」なんです。あの予備校の先生の「今でしょ」です。高校2年のころは、たいして実力もないのにできるように考えて、大人のまねをしたり、わかったようなことをやったり言ったり考えたりしていたのだと思います。やらないくせに、受験の不安や自分の置かれている状況に不満をもち、逃げていたのだと思います。「今しかできないことがあるだろう、それをしっかりやっておこう」ととらえました。格好をつけて大人のまねをしている自分を見直すきっかけになったような気がします。その後、何かが変わったのではありませんが、

ラテン語では  カルペ・ディエム     一日の花を摘め

英語では   Seize the day.        その日をつかめ

今を生きることの大事さが心の中に根付いたような気がしています。仕事をやるにあたってもこのことを意識するようにしています。今年もあと2ヶ月。今年度は5ヶ月。今しかできないことをしっかりと生きていきましょう!

※その日を摘め(ラテン語: Carpe diem、カルペ・ディエム)は、紀元前1世紀の古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句。「一日の花を摘め」「一日を摘め」などとも訳される。また英語では「seize the day」(その日をつかめ/この日をつかめ)とも訳される。ホラティウスは「今日という日の花を摘め」というこの部分で、「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」と言おうとしている。(Wikipediaより)


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