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校長通信

震災の日に 第122号

2019/03/11

時事

死者、行方不明者、関連死を含め2万2131人が犠牲になった東日本大震災から8年になりました。復興庁によると、約3100人がプレハブ仮設住宅で過ごしていますが、新たな宅地を造る「高台移転」は93%、災害公営住宅は98%が完成しました。住宅再建が進み、最大47万人いた避難者は5万2千人まで減りました。しかし、震災前から進んでいた人口減も歯止めがかからず、岩手、宮城、福島3県の人口は8年で計30万人減少しそうです。

この本のあとがきの中で「震災から何年」という区切り表現も、第三者が自分たちに向け、あの震災を時間的な尺度で理解するために用いている。・・・(中略)・・・どんなに時間が経っても、形を変え、新たな課題や葛藤となって、震災は当事者の中に残り続ける。そこに事案の区切りなどはない、とありました。

著者が言うように「絆」「復興」「脱原発」など主語が「日本」や「社会」と言った大きな主語であり、イメージが先行し現実と乖離することも多くあります。現実を本当に理解し人々の感情まで想像できるか?と言われると私には正直難しいです。震災を扱うノンフィクションの書物や番組を見ることで改めて考えさせられます。また、少しでも想像力を豊かにし、震災を風化させない努力と防災から減災へ、震災の日に何ができるのか、考えていきたいです。

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