学校ブログ

校長通信

夏のチャレンジ⑦探究プロジェクト鳥取大学湖山第48号

2019/08/07

進路

鳥取大学湖山キャンパスで行われている探究プロジェクト鳥取大学工学部、農学部を見に来ました。中3が8名、高1が10名、高2が4名の参加で米子キャンパスの医学部に比べ男子生徒が多いです。最終日、各研究室の学びの発表会があり、お世話になった大学の先生、大学院生、工学部在籍の本校卒業生を前に、プレゼンをしました。内容は、風車工学、スマホアプリ作成、蛍光体、地震、水銀分析と科学と生活のつながりを意識したものでした。

風力発電について「そもそもこのメカニズムは学校で習っていますか?」と大学の先生から質問がありました。「中学で」と生徒が小声で答えていたようでした。ここで感じたのですが、「教えている」「習っている」「学んでいる」は違い、「教科書にのっている」「授業で扱ったやった」は先生と生徒の間に溝があるということです。ここでは、先生は完璧でなくとも習得しているのか?と問われたのでしょう。このプロジェクト体験者が再度教科書を開くならば探究型学びによって習得型学びが進んだことになります。また、先生からの問題提起は、探究型学びの前に習得型学びを進めておくべきということをソフトに示唆されたものだと思いました。研究者が言われるよう探究型と習得型どちらか二者択一でなく、2つのサイクルを意識して連動させて進めていくべきです。

緑多き環境、素晴らしい設備の中、ご支援いただいた鳥取大学、優しく辛抱強くご指導いただいた先生方、大学院生に感謝申し上げます。


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