学校ブログ

校長通信

創立記念日 親孝行の日 第67号

2019/10/02

行事

10月2日、全校集会で創立記念日、親孝行、あいさつのお話をしました。講話の一部抜粋です。

初代理事長鳥井信治郞先生のお言葉が「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」です。先生の肖像画と銅像が学園講堂の入り口にあります。そこから「孝道」親孝行を創立の精神の中心としました。そして、学園全体でこの創立記念日を「親孝行の日」としています。
今回、家庭での料理つくりや各教室でも授業でも考えてくれたと思います。みなさんの心の中にどれくらいの大きさの親孝行の木が育っているでしょうか?小さな芽が出てきているかもしれません。この親孝行の心は、自分の中に大切にしていかないと育っていかないと思います。自分で大切に水をやり、日を当て 親孝行の木 心 を育てて下さい。親と一緒に住んでいない人もあるでしょう。行動を起こすことが難しい人もあるかもしれません。
私は「親孝行」とは何だろうと考えること自体が親孝行だと思います。雲雀丘学園の生徒には、なによりも親孝行の気持ちを大きく育てて卒業し、社会全体に広げてほしいと思います。

登校の時に元気に挨拶をしてくれる人がいます。すてきな笑顔の人もいます。いつも元気をもらいます。一方、たった1秒のあいさつですが、無視していく人もいます。私の声が届かなかったのかなと深く考え、辛く、悲しい気持ちになります。
私は海外に行くと、毎日朝早くに町の散策をします。NZで、ジョギングをしている人が、みなさん笑顔で挨拶、声をかけてくれました。現地の人に尋ねてみると、「チェーン グリーティング」「チェーン スマイル」といって、あなたの挨拶や笑顔が鎖でつながっていくという考え方だそうです。
また、日本では朝会ったときのあいさつ「おはよう」は、「朝はやくから、ご苦労さまです」の略だと言われています。それは朝から働く人をねぎらう言葉でした。挨拶は互いに心を開くことです。挨拶のできる人は、相手を大切にする人なのです。

学習でもクラブ活動でもレベルアップしたい人やクラブは、「声と笑顔」を実行してみましょう。周りの見る目が変わります。応援してくれる人が増えます。声をかけてもらうことが多くなります。校長室に試合の報告に来てくれるクラブの代表がいます。みんな、いいあいさつ、さわやかに試合に向けた抱負を語ります。応援に行きたくなります。しかし、日頃はあいさつの声が出ないクラブもあります。いい成績でも「声と笑顔」のない人は応援や声かけがありません。クラブ全体で声を出し、応援されるクラブを作ってください。親孝行と挨拶の話をしました。

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