学校ブログ

校長通信

入試①大学入試 第26号

2020/06/13

入試

第18号ココスヤシの写真が間違っておりました。正しくは上です。

中学高校としては、気にすべき入試が2つあります。入試の方向性を早く示すべきと伝えてきました。「9月入学議論」は当該学年受験生の不安をあおり、泥縄式の課題提示ばかりで意味があったのが疑問です。

1つは、大学入試・出口です。センター試験の代わりに始まる「大学入学共通テスト」について、文部科学省は、大学入試の方針を決める協議会を11日から始めたことを明らかにしました。マスコミ情報では、予定どおりの日程で実施される見通しです。協議会の議論をふまえ、「大学入学者選抜実施要項」を6月中に策定し、公表する方針です。全国の4000校以上の高校へのアンケート調査では、「共通テストの日程は、現時点では、予定どおり実施すべき」という意見が予備日の設定を求めたものも含めると、69%に上ったということです。一方、2週間程度の後ろ倒しを求めたのが18.6%、1か月程度の後ろ倒しが10.2%でした。このアンケート設問からも、各校の校長の回答基準は自校の運営メインで判断されたのではと邪推してしまいます。
延期論も出ていた中での決定について、識者発言で私が違和感を感じたものが2つありました。1つは国立大学教授で「実務的な問題や会場の確保など、現実的な制約がある中で、当初の予定どおりに行わざるをえないことは、しかたのないことだと思う」これには最初から変更する気はなかったのかがうかがえます。
もう一つは、ある教育評論家の「校長会の意見は『予定通り』だからと言うが なぜ予定通りなのか公表すべきじゃないでしょうか?と言うのも全国的な高校の先生方の意見とはどうしても思えないからです」ここまでは寄り添った発言、わかる気がします。その先「会長を務めるような高校は早目に教科書を終わり、3年生は受験に特化した歪んだカリキュラム 特に一部の私学には特に多くて問題視されています。私立の進学校などの意見が尊重されているのではないか」の発言。『月刊高校教育7月号』の全国高校校長協会会長は「日程の繰り下げ」を言及しています。また少数派の私学の意見が尊重されるはずは無く、格差の存在を掲げた方がマスコミ受けすることを計算しているように思えます。この方は元中学教師ですが、今はタレント的な「世間受けするコメント」が過ぎる気がします。マスコミ受けは受験生にとって不安でしかありません。いずれにせよ、両意見ともに受験生のことを考えた発言でないように思えます。

再チャレンジを含めたすべての大学受験生へ

入試、とくに大学合否で人生が大きく変わることはないが、ここでこの時代・時期に努力をするかどうかでは、人生が大きく変わると思う。一人ひとりの状況が違う。まず、そこに気づいて目標達成の戦略を立てよう!

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