学校ブログ

校長通信

頑張っている君へ 第92号

2021/01/11

入試

中学受験生のみなさん元気ですか?本日、出願最終日となります。出願数をみて不安になっているかもしれません。「合格できなかったらどうしよう」そんなことを考えてつらくなっていませんか?

その上、2020年度は世界中がコロナ禍。特に受験生のみなさんには大きな影響がありました。大切な学校生活が削られ、受験のための塾通いにも支障があったことでしょう。本校での説明会でもゆっくりと校内・部活動見学をしたり、在校生ともゆっくりと話ができませんでした。ご相談のお母さん方も「モチベーションを保つことが大変」と心配されていました。日常生活でもあらゆることに「我慢」を強いられ、新たなルールばかりで困惑したと思います。そして、関東では緊急事態宣言が出された現在の状況・・・。

受験には不安はつきものだけど、不安はつのるばかり。私からアドバイスを考えてみました。参考にしてください。
1.つらいのは自分一人だけではない。
 空を見上げ大空に意識をもって行って地球を眺める。不安を抱えている人が地球上にいっぱいいる。それぞれの人がそれぞれの場所で頑張っている。踏ん張ってみよう!
2.自分一人でたたかっているのではない。
 おとうさん、おかあさんをはじめとしたご家族、学校の先生や塾の先生、君とつながるすべての大人が心配している。なんとなく雰囲気でわかるはず。その気持ちがわかりますか?君を支えている人は君のことを見守っています。君にはともにたたかう人がいます。

この2つからどうすればいいか?それは君は「いつもの君」でいて、平常心で力を発揮すること。「いつもではない入試」に「いつもの君」でいるのは難しいことです。私たちもそうだったから。緊張や不安をすべて解消しなくていい。完全な「いつもの君」にならなくていい。少しでも「いつもの君」に近づこう。厳しい状況の中で頑張ってきたのは「いつもの君」です。そのための不安の解消法はそれぞれ違います。高校3年生にも同じように伝えています。

当日、朝に家族にハグしてもらう。握手する。
会場で「大丈夫!」をくりかえし唱える。
眼を閉じて、自分のことを応援してくれている人のことを思い出してみる。
自分の手を5回しっかり握って、ながめる。深呼吸。

もし、この校長通信を入試日前日の夜に読んでいるならば、さらっと読んで、安心して寝てください。明日は良い日になりますから。私は君を正門で迎えますので、元気にあいさつしてください。君と会えるのを楽しみにしています。


最後に雲雀丘学園中学高等学校の先生全員を代表して、君にエールを送ります。


   「君はここまでよくがんばった。最後までがんばれ!やってみなはれ!」


健闘を心より祈っています。

 昨年入試の正門風景

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