学校ブログ

校長通信

中期経営会議 第53号

2021/09/13

学校経営

826日、学園中期経営計画会議が行われました。常務理事学園長、事務局長、各校園長、教頭が時間をかけて学園、各校園の中期的な課題を検討する場です。 学園長便り にも取り上げられております。

中高校については私から、1.2021年度後半の計画、次年度に向けて、2.中期計画Ⅱの基本的な考え方、これまでのふりかえり、3.中期経営計画の切り口、2030年の学校の姿  の3点を説明させていただきました。中期計画ⅠⅡを各3年スパンと考え、以下のように項目を立てて進めています。

カリキュラムマネジメント 1.生徒の育成  2.進路の実現
スクールマネジメント   3.生徒の確保  4.学校の運営、設備
スタッフマネジメント   5.教職員の育成

進路実現や生徒募集については、中期計画Ⅱの現状と目標をデータを示して説明し、重点項目としました。「生徒の志望が学校の目標」と考えておりますが、大学合格状況についてのご意見をいただきました。
生徒の育成については、近年進めてきたグローバル教育、探究学習、ICTの成果、授業改革から、東京大学と行ったアンケート結果2年分をもとに課題を確認し、自己肯定感、自己効力感に注目しました。自己肯定感と主体性の関連を述べられる教育学者もおられ、学園のテーマとしてとらえる必要性を感じます。中高では、ICTを活用した「個別化最適化学習」、調査結果から「自立型人間育成」を主眼とした取り組み、生徒へのアプローチの仕方を研究したいと思います。
教員のレベルアップについて、研修の制度や組織についてもご意見をいただきました。

2030年の学校の姿をテーマに将来像を描くことも重要だと考えています。中期計画Ⅱのその先を見越して、創立70周年記念事業の完成、学習環境の改善、教職員の採用と育成、組織マネジメント、学校規模についても検証していく必要があります。

これまでの50周年から70周年にかけて改革を進めてまいり、いろいろな方から注目される用になりました。これからは、少子高齢社会の中で、どのような人材を育てて行くのか、教育の大きな変革期、多様な方向性が出現するものと思われます。私たちは、初代校長の言葉「私学は公立の代用ではない」の気概を持って、創立の精神「孝道」を意識し、「やってみなはれ」精神でミッション・存在理由を明確にしていきたいと思います。

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