兵庫医科大学と本校は、相互理解を深め、それぞれの教育資源を活かした教育的連携を積極的に行う高大連携協定を締結しました。4月22日に兵庫医科大学神戸キャンパスにて締結式を行いました。大学より、理事・副学長（入試・広報担当）、アドミッションセンター教授、入試課長にご出席いただき、本校より、私と進路担当教頭、進路部長が出席しました。内容としては、①高大の交流・連携②大学レベルの教育研究に触れる機会の提供③医療専門職に対する職業理解の機会の提供となります。
兵庫医科大学は2022年に開学50周年を迎え、同一法人の兵庫医療大学と統合しました。医学部、薬学部、看護学部、リハビリテーション学部を有する関西有数の医系総合大学です。
大学ホームページによりますと、英・Times Higher Education誌による「世界大学ランキング日本版2022」では＜教育リソース分野＞で 全国"第3位"、私立大学 "第1位"と上位にランクインし、国公立大学と同様に、高い教育リソースを持っていることが評価されています。
本校卒業生も数多く進学し、医療職として活躍しております。2022ガイドブックＰ69には医学科3年の卒業生が「教えて！センパイ学生ONOFF」に紹介されています。
本校では、医・歯・薬・看護・獣医学部などの医療系学部への志望者や進学者が増えています。2022年度の医療系学部合格者（大学校1次合格をのぞく）は、のべ66名（国公立14名・私立52名、現役45名・既卒21名）でした。そのうち医学科は、のべ14名（国公立6名・私立8名、現役4名・既卒10名）でした。難関かつ人気の医療系学部ですが、医療資格への学びの内容や医療専門職についてをしっかり理解して、幅広い知識と人間力をつけて、大学に進んでほしいと考え、今回の連携協定を結ぶこととしました。
兵庫医科大学にはいろいろなご支援をいただきながら、生徒の進路実現に向けて取り組んでいきたいと思います。これは医療系だけのことでなく、すべての進学進路について言えることです。そのためには、生徒だけでなく、私たち学校や教員も、大学や企業と連携し社会とつながり、理解することで、生徒の進路実現、未来をサポートできるのではないかと考えます。