学校ブログ

校長通信

平和を考える夏 第44号

2022/08/15

カリキュラム

終業式で「平和を考える夏」の話しをしました。8月に入りテレビでもいくつかの特集番組が流されました。久しぶりに広島平和記念資料館に行ってきました。改装工事が行われてから初めてでした。本館の「被爆の実相」東館の「核兵器の危険性」「広島の歩み」と改めて心に迫ってくるものがありました。沖縄もそうですがその地に立つとそのたびごとに考えさせられます。(今住んでいるところも戦争に直面していたのですが。)入場制限はありませんでしたが、たくさんの人でした。密になることや人だかりになることが気になり、ゆっくりと見学できないのが残念でした。学習ハンドブックを見返しながら想像をし、学習しています。
(学習ハンドブックより抜粋)
上の写真は13歳で被爆し亡くなった少年の弁当箱です。母親が骨になった少年を見つけ出したときに、遺体の下にありました。少年は戦争に行った父親と兄の代わりに畑を作っていました。その日のお弁当には、その畑で初めてとれた野菜でつくったおかずが入っていました。少年はお弁当を楽しみにしていましたが、とうとうそれを食べることができませんでした。
みなさんがお弁当を食べたり、家族を過ごしたりするあたりまえの生活を、戦争や核兵器はあっという間に消し去ってしまうのです。核兵器は、人が考え、人がつくり、そして人の手で使われたのです。ヒロシマの願いはこの悲劇が繰り返されないよう核兵器のない平和な世界を実現することです。
平和な世界を実現するために私たちができることは何か、考えてみませんか。

pagetop