学校ブログ

校長通信

出願検討会 第94号

2023/01/23

進路

高校3年生の進路検討会を行いました。志望校、共通テストの予備校などのデータ集計、これまでの記述模試、冠模試と呼ばれる各大学別模試の結果より、一人ひとり出願校を検討しました。また、今年度は進路部が作成した過去の卒業生の開示データも資料として出されました。データによる判定だけでなく、担任がこれまで聞いてきた本人やご家庭の意向、国公立大学前期中期後期の出願、私大共通テスト利用の出願を検討します。その結果を受けて個人懇談が行われます。

私たちは、外部からの情報やこれまでの経験よりたくさんの先生方の知恵を集めて意見交換し、多くの選択肢や可能性を提示することができます。これは出願に関して、狭めて考えるのではなく合格の可能性や出願に関して見方の幅を広げるものでもあります。選択肢を示すことは本人の気持ちや保護者の意向を一切汲んでいないわけではなく、学校として本人の進路実現を目指すもので、本人や保護者の考えを無理矢理変更させるものではありません。しかし、がんばってきた共通テストの得点を最大限に活用し、この後の2次試験に向けて、本格的に大学別の対策を取り、意欲的に試験に向かい、合格を勝ち取ってほしいと思っています。

この出願検討により、これまで考えていなかった大学や難しいと考えていた大学に出願し、後期でも合格し充実した大学生活を送る卒業生もいます。また、希望が叶わなかった人もいますが、最後までがんばった経験がこれからの人生に大きくプラスになったという人もいます。
今は、大なり小なり共通テストでのうまく行かなかった気持ちが大きく支配し、選択肢を狭めて考えているかも知れません。受験から早く解放されたい気持ちが出て来るのかも知れません。せっかくの受験期のチャンスですから、先生方のご意見にも耳を傾け検討してみてください。ここでは、本人と保護者の意見の相違や関係性も影響を及ぼします。

 結果的には合格通知の選択幅がある上で進むべき道を決定することもできます。最終的に決めるのは受験生の自分自身です。受験校が決まればしっかりとサポートしていきます。たくさんの講習や個別指導が立てられ、多くの高3生が登録している報告がありました。気持ちを切らさず、体調に気をつけて立ち向かってください。応援しています。

洗濯関連の会社が受験生に向けてつぶやきを投稿しており、話題になっておりましたので紹介します。

 解答用紙に驚きの白さは求めない。(とりあえず何か埋めよう!)
  悔いのないせんたく肢を選ぼう。(ミスをした記憶は洗い流そう)
  頭だけはなるべくまっしろにしない。
  このツイートを見てるってことは実は余裕があるかも。だから大丈夫。
  まわりが妙に賢そうなのはたぶん気のせい。

私大入試も始まります。健闘を祈ります。



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