学校ブログ

校長通信

俳句 第106号

2024/02/29

カリキュラム

生徒たちは学年最後の期末考査に挑んでいます。朝の教室でも勉強する生徒が増えました。

今日は久しぶりに高3生全員が卒業式予行のために登校します。

高1国語科の先生より、第26回長塚節文学賞にて本校生徒が2年にわたり多数入選したということで、常総市長より学校奨励賞をいただきました。
長塚節(ながつかたかし)は、1879年茨城県結城郡生まれの歌人、小説家です。病弱で中学を中退、療養生活の中で短歌に親しんだ。正岡子規に1900年に入門。ひたすら子規の写生の風を摂取、子規短歌の最も正当な継承者と言われました。夏目漱石の意向で朝日新聞に長編小説「土」を連載し、治療に努めながら、各地を旅して多くの短歌を詠みました。1915年36歳の若さで亡くなりました。

授業の一環で応募されたそうです。立派な賞状と入選作品集『土のふるさと』をいただきました。高校生入賞作品より本校生徒の作品を紹介いたします。

シャボン玉割れて響いた笑い声

こいのぼり家族なかよく空泳ぐ

影落ちて空見あげれば雲の峰

雲の峰越えて突き刺す光の矢

雲の峰空のパレッド光らせる

さまざまに夏めく今を謳歌する

逆上がり氷柱のような孤独感

初夢は富士山とともに希望見る

さえずりに押される背中あい言葉

懐かしの線香花火に胸躍る

麗らかに花便りや風と友

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