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ビブリオバトル兵庫県大会

2023/11/23

図書室から

11月23日、全国高等学校ビブリオバトル兵庫県大会が甲南大学で開催されました。

この大会は、来年1月に東京で開かれる全国大会の予選となっています。雲雀のビブリオバトルゼミは「この大会で優勝して全国へ行く!」ことを目的として発足したゼミでもあります。初参加から4回目、昨年は初めて決勝まで進むことができました。

今年の代表バトラーは高2のTさんです。校内選考会を経て代表に決まりました。実は校内選考を実施したのは今年が初めてです。代表決定後、3回、4回とゼミ生を聴衆として練習を行ってきました。どうすれば自分の伝えたい本の魅力がより伝わるのか。毎回の練習後には、もっとこうしたら、もっとああしたら、と様々な人から様々な意見を言ってもらい、満足のいくまで発表プランをとことん練りました。

大会はまず6~7名のグループに分かれての予選から始まります。その後、各グループで選ばれたバトラーたちが全国への切符をかけて決勝戦を行います。今回の参加は32名、その中から1人だけが全国大会へと行くことができます。

Tさんの発表はとてもすばらしものでした。構成を練っただけあってわかりやすく、勢いがあり、本の魅力も十分に感じられました。またTさんの人間性や長所も最大限に発揮できていました。何より、聴いていてとても面白かったです。正直、これで決勝に行けないなら素直に諦めるしかないな、と思わせるくらいの出来でした。予選で選ばれたバトラーは決勝会場で名前が呼ばれます。そしてそのときが・・・・・・

結果は、惜しくも決勝へ進むことならず。

とても悔しく、そして残念な結果でした。しかし聴衆として参加した決勝戦でのTさんはバトラーへの質問に3回も手を挙げていました。バトルが始まる前の開会式で、運営の方がこう言っていました。「勝敗にかかわらず、参加者それぞれが自分の『心のチャンプ本』を見つけられたら、それに勝るものはありません」と。彼はそれを実践していました。その姿勢に拍手を送ります。

実は決勝でチャンプ本に選ばれたのは、本校の図書委員とも交流がある六甲学院の生徒(つまり顔見知り)でした。もちろん羨ましい気持ちはありますが、全国大会ではがんばってほしいと思います。応援しています。

しかし! 実は全国への道はまだ閉ざされてはいないのです。

それについてはまた、こちらでお知らせします。

今回の発表本は「総理にされた男」(中山 七里)でした。

前日リハーサルでは学年の先生や校長先生にも見てもらえました。

今回の挑戦にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

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