学校ブログ

高3学年通信(66期生)

愛は誰のため?

2021/03/12

少し久しぶりの登校日、今日は答案返却日でした。

返された答案と模範解答を交互に見比べて、真剣にチェックしていました。これで、3学期の成績も確定に向かいます。全体の成績は、卒業式の日にお渡しする予定です。しばらく待っていてください。

明日はまたお休みで、次は15日に登校します。各クラスHRでも連絡がありましたが、来週1週間は講習になっています。今の66期、今のクラスで授業を受けるのは、この5日間が最後。この仲間で学校に集まるのは、あと6日となりました。最後まで、みんなで一緒に、「笑顔・ポジティブ・ありがとう」でいきましょう!

では、本日の日めくりカレンダーです。

「情けは人の為ならず」という言葉があります。よく誤用される言葉ですが、「情をかけておけば、それが巡り巡ってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある。」という意味で辞書には載っています。諸説あるかもしれませんが、元々は、

  施せし情けは人の為ならず 己が心の慰めと知れ

  我れ人にかけし恵は忘れても ひとの恩をば長く忘るな

という言葉の一部だそうです。「情けは他人のためではなく自分自身のためにかけるものである。だから自分が他人にした良いことは忘れてもよい。だが、人から良くしてもらったことは絶対に忘れてはいけない」という意味でしょうか。あくまで情けは、自分の心を浄化するために行うものであって、自分に利益を求めるために行うのではない、ということです。

「これだけのことをしてあげているのだから」という心がある時点で、自分に恩恵があるように物事を捉えてしまっています。「良い行いをしたのだから、きっとご利益があるだろう」という意識では、結局その恩恵のために行動していることになってしまっていて、本当に誰かのことを思ってとか、何かのためにという純粋な思いやりの行動になりません。見返りを求めないもの、無償の心こそが「愛」。「陰徳」に通ずるものがありますね。いざやるとなるとなかなか難しいものですが、ぜひ心がけてください。

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