朝夕、学園講堂前を通るとき、とてもいい香りがするのに気づいていますか。

秋を代表する芳香を放つ金木犀が満開です。街中でも至るところで咲いています。

金木犀の香りを嗅ぐと、秋が来たなあと感じます。

皆さんは秋の香り(匂い)と言えば、何をイメージしますか？

枯れ葉や土の匂い、たき火の匂い、銀杏の実の匂い、焼いた秋刀魚の匂い、それとも今年は大量発生しているあの虫のあの匂い･･･ですか？ 人間の五感のなかで、嗅覚だけが人の記憶と結びついていると言われています。他4つの感覚は脳の大脳新皮質という理性や思考を司るところへとつながっていますが、嗅覚だけが海馬という記憶保管場所へ信号が直接送られます。何かの匂いを嗅いだとき、その匂いにまつわる思い出が呼び起こされるのにはこういう仕組みがあります。少し前に流行った曲で「ドル○ェ＆ガッ○ーナの　その香水のせいだよ♪」というのもありました。

いつか71期生の皆さんが大人になって金木犀の香りを嗅ぐと、この学園で過ごした記憶が思い出される日もくるかもしれません。そしてまさに今、皆さんはその思い出を記憶に構築している最中です。

6時間目の様子。B組担任がA組で、A組担任がB組で授業をしていました。

71期生の服装は半袖の人からセーターの人まで様々です。さすがにクーラーはoffとなっています。