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2015年05月26日

母校「彦根東」の同窓会に出席しました。

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 日曜(5月24日)、母校「滋賀県立彦根東高等学校」の同窓会に出席しました。毎年この時期に開催され、毎回誰かが記念講演をします。今年は私にお鉢が回ってきました。

 余談になりますが、学校に向かう途中、携帯メールが入り「大阪桐蔭に3対2で勝つ!」の知らせを受けました。私は「何ぃ!」の返信をしました。実はこの日、彦根球場で高校野球 春の近畿大会が開催されていたのです。学校に着くと野球部部長が来られました。失礼にも「相手は2軍ですか?」とお聞きすると「いえ、レギュラーです。」と冷静な言葉でした。
エースからもふくむ2本のホームランも打ち、堂々の勝利でした。

 余談は続きます。翌日、雲雀丘学園に行くと早速、職員朝礼で「こういうこともある。雲雀丘学園も夏の甲子園でベスト16を目指そう!」と檄を入れました。雲雀丘学園も彦根東も文武両道を目指しています。共に勝ち進んでくれたらこんなうれしいことはありません。因みに近畿大会の決勝戦は今週末、楽しみです。

 さて同窓会の講演ですが、私は「『やってみなはれ』が世界にはばたく」と題し1時間半、話しました。居眠りする人もなく、私も心おきなくお話しすることができ満足しています。

 今回の講演会ではいろいろな方々と出会いました。私の会社の後輩のお母さんが、彦根東の出身の82歳、矍鑠としておられ最前列でうなずきながらお聞きなっていたこと。彦根東から私と同じ大学に進み、無理やり応援団に入れた後輩が聞きに来てくれ、40年ぶりの再会をしたこと。東京でお付き合いをしていた「日本坂学会」の会長のお兄さんが同窓会の副会長をしておりメッセージを送ってくれたこと、など。すべて当日知った出来事です。いろいろなご縁を感じました。また雲雀丘幼稚園の昨年のPTAの役員さんも、彦根東の出身で講演会を聞きに行きたいとのことでしたが、お心だけ頂戴し、出席は断念していただきました。

 「雲雀丘学園を知る会」を開催しました。

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 日曜日(5月24日)、西宮北口で「雲雀丘学園を知る会」を開催しました。これは来春の雲雀丘学園中高等学校の入学試験を希望される方々への説明会です。日曜日にもかかわらず大勢の方のご出席をいただきました。

 私からは「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」という初代学園理事長、鳥井信治郎の創立の精神を話しました。そしてやはり鳥井理事長がいつも話していた「やってみなはれ」の言葉が持つ現代性についても説明しました。有名企業が大学生を採用するとき、大学生のどこを見るかということですが、多くの企業は苦しいことにもへこたれずに前向きに挑戦しようとする心、チャレンジ精神があるかを見ます。雲雀丘学園が生徒に求める心、「やってみなはれ」こそチャレンジ精神そのものであると申し上げました。

 また本校で推進している「本物の学び」では、机の上での勉強だけではなく、大学との連携、企業との連携、社会人との交流を通して、自分が何のために勉強するかを自覚することが大切であること、またそのためのメニューが充実していることを話しました。例えば「ワンディカレッジ」という行事が7月にありますが、30余りの大学から先生方をお招きし、先生の専門分野の一端を講義していただきます。生徒は興味深い話に目を輝かせて聞き、それがきっかけで勉強に励み、目的の大学に進学した生徒もいることを話しました。

 「卒業生にこれが聞きたい」のコーナーでは、今年卒業した大学一年生5人が駆けつけてくれ雲雀丘学園で育った感想を話してくれました。私は卒業生の明るい笑顔、生き生きとした話しぶりに大変うれしくなりました。参加者からは「先生方からは絶対聞けない生々しい話が聞けてよかった」「すべり止めだったなど本音が聞けて楽しかった」などの感想が寄せられました。

 この説明会にはお子様もたくさんお見えでしたが、今度はぜひ雲雀丘学園に足を運んでいただき、直接学園の雰囲気を触れていただきたいと思っています。

2015年05月21日

「やってみなはれ」の本家本元、雲雀丘学園

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塾の関係の方々に集まっていただき雲雀丘学園中高等学校が今年どのように取り組むか、中学校、高等学校の来年度の入学試験はどのように実施するかの説明を行いました。昨年を大きく上回わる110塾、142人の方々にご出席いただき、大変うれしく思っております。

 厳しい教育環境の中、雲雀丘学園はチャレンジャーの位置づけで学園の改革に取り組んでいく決意を皆様に申しあげました。一方、雲雀丘学園が誇る「おだやかな校風」は65年の伝統と、雲雀丘という恵まれた自然・学校環境は、保護者の皆さん、先生方の努力によって築き上げられたものであり大切に守っていくことを話しました。

 有名大学に何名入学させるということを目標とするよりもっと大切なことがあります。それは全校生徒1435名全員に向き合うことです。一人一人の能力、個性をしっかり把握し、その生徒が目標とする大学に進学させる、それが雲雀丘学園の目指すものです。雲雀丘学園として何名入ったかということは結果です。こんなことも申しあげました。

 今年の国公立大学入試では16名がAO入試、推薦入試による合格実績を得ました。この数字は、生徒が自分の特性を見つめ努力をしたことは言うまでもなく、一人一人の生徒と真剣に向き合った結果だと自負しています。

 雲雀丘学園の創立者、鳥井信治郎は「やってみなはれ!」という言葉をよく使いました。企業の採用で「君のここを見る」が過日の日本経済新聞に掲載されていましたが、有力企業5社のうち4社の人事部長が「チャレンジ精神」を上げていました。「やってみなはれ!」「チャレンジ精神」の本家本元が雲雀丘学園だと思っています。

今後より一層チャレンジ精神に富む生徒を育てていきたいと思います。

2015年05月20日

「高1生とは同級生」

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 先週土曜日、高校一年生の学年懇談会が行われました。これは学年運営方針をお知らせするために行われたものです。最初に授業を見ていただいた後、茶話会を行いました。
 最後に全員の方に講堂に集まっていただき、私のほうから高1生に対してどのような生活をしてほしいかを含め、保護者の方に次のような話をしました。

 挨拶というのは人間が社会生活を営む上で欠かすことのできない最も大切なものと思います。自分の存在を認めてもらい、相手の存在を大切にし、相互のコミュニケーションを深めるものです。また挨拶はすべての活動の基本になるもの、人間生活のけじめになるものでもあり、成長のための源泉です。

 学校では4月の始業時から挨拶の徹底に取り組んでいます。特に朝一番の挨拶、「おはよう」は一日の始まりできわめて重要なもの。ご家庭でもご家族で大きな声で「おはよう」の挨拶を掛け合ってほしい。元気な挨拶が一日を明るく元気にします。

 今年の学年団は「予習」に重点を置いた授業をします。宿題も次の授業が楽しく受けられるように工夫したものが出されます。保護者の皆さんには、「宿題をしたの?」と言うのではなく「どんな宿題が出たの?」と問いかけてほしいとのことです。そして何度かに区切って1日2時間の勉強をさせてほしいとのことでした。保護者と学校の力を合わせて子供たちを育てていきたいと思います。

 私はこの4月から校長になったばかりの校長1年生。その意味で高1の生徒の皆さんとは同級生と思っています。皆さんとともに泣き、笑い、悩み、学園生活を楽しめたら最高です。共にがんばりましょう。

2015年05月11日

高校体育大会

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 高らかなファンファーレの後、「東京オリンピックマーチ」にのって、選手が堂々の入場行進をしました。今日も演奏は吹奏楽部です。昨日の中学校の体育大会に続いて今日は高等学校の体育大会が開催されました。

 51年前の東京オリンピックの開会式を思い出さずにはおれませんでした。私は中学2年生、学校のテレビでクラス全員で開会式を見ました。「世界中の青空を集めたような日本晴れ」、アナウンサーの高揚は今でも耳に残っています。

 今日の天候もその時に負けないくらい素晴らしく、昨日今日と続いて晴れるとは雲雀丘学園はついています。中学校と同じように私からは「3つのお願い」をしました。特に高校3年生にとっては最後の体育大会、あえて「友垣」という言葉で、友情を深めてほしいと話しました。

 競技はどれも見ごたえのあるもので、さすが高校生とうならせるものが数多くありました。クラス対抗リレーで優勝したチームの男子4名の走りは力強く、フォームもきれいで実に迫力のあるものでした。女子全員参加の「棒引き」は8回戦まで続き、両チームともチームプレーに徹し、土ほこりにまみえて必死に戦いました。

 男子1500メートル走では優勝した選手の記録は4分41秒。最後まで走力は衰えませんでした。立派なものです。余談になりますがこの選手には賞状が贈られ、また頭上には月桂冠が輝きましたが、この月桂冠は生徒指導部長、大見先生の手作りです。いつも生徒に対し厳しく指導される先生ですが心は優しい先生です。

 雲雀丘学園高校名物の「エンカレ」は感動ものです。よくも短期間の準備でこれほどのパフォーマンスができるものです。陰で必死になって、みんなで協力し合って取り組んだのでしょう。校長として生徒を自慢したいです。保護者の皆様にもお喜びいただけたものと思います。

 特に高校3年生は来年に向けて、心を引き締めて新しいスタートです。今日の経験がきっと役立つものと思います。


2015年05月10日

中学体育大会

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 少し心配していた雨も全くの杞憂に終わり、素晴らしく晴れ上がった雲雀丘学園中学校の体育大会。開始の8時半前には観覧席は一杯になっていました。選手入場は学園の吹奏楽部の演奏で堂々の行進。緊張のあまりか、1年生の中には手と足が同時の生徒もいました。入学して1か月、1年生にとってはこの時期の体育大会は大変です。

 校長挨拶で私は生徒の皆さんに3つのお願いをしました。まず、「全力投球」。勝った負けたより、全力を出しきったかどうかが大切。2番目は「スポーツマンシップ」。勝者への拍手と同じように敗者の健闘をたたえてほしい。時間厳守、きびきびとした行動も必須。
 そして最後は「団結力」。チームプレーを通じてさらに友情を培ってほしい、と。

 生徒たちは見事やりきったと思います。女子全員で二つに分かれて戦う「棒引き」は6回戦やって合計109:108の大接戦を演じました。両チーム、死力を尽くしました。一方、男子全員がこれも2チームに分かれて戦う「棒倒し」。これは3回戦って3:0のワンサイド。しかし大変激しくぶつかり合った後は両チームとも、きちっと整列して礼。お互いの健闘をたたえあうというすがすがしいものでした。さすがは礼儀の「雲雀っ子」。

 大会の進行もスムーズ、進行の良さに昼休みの時間を延ばすほどでした。フィールド内では選手はもちろん、進行を手伝う生徒、先生方も全員駆け足で気持ちのいいもの、集合・解散も統率がとれていました。

 今日の来場者は大人979名にお子様を含むと1000名あまり。昨年より約100名多かったようです。保護者の皆様には、ご満足いただけましたでしょうか。生徒たちには新学期が始まったばかりの行事ですが、この経験をもとにさらに大きく伸びてくれることを願わずにはおれません。