« 2016年06月 | メイン | 2016年08月 »

2016年07月22日

終業式、一か月後元気な顔で

P1010021.jpg P1010013.jpg
P1010008.jpg  
いよいよ1学期の最終日、終業式を兼ねての全校朝礼となりました。全校朝礼なので校庭で行います。始まるの頃にはすでに夏の太陽が生徒の顔に照り付けています。表彰伝達、生徒会長の話、生徒指導部長の夏休み前の注意などが手際よく進んだあと、私も次の話をしました。それは過日のOne day Collegeでの話です。多くの大学の先生が雲雀丘学園にお越しでしたが、その中の神戸薬科大学の先生が自校のホームページに、「雲雀丘学園で多くの生徒が元気に挨拶をしてくれ、雨降りのぐずついたお天気の中、爽やかな気持ちになった」と書かれていたことでした。

 これを生徒に紹介し、「皆さんの挨拶に先生は感動し、雲雀丘学園は素晴らしい学校で素晴らしい生徒がいると思われたと思う。皆さんの行為が学校の評価を高め、そこに学ぶ皆さん自身の価値も高めることになった。今後も一層、励んでほしい」と話しました。学園内での挨拶はよくやるようになりました。これからは外部に向かってです。外でできてこそ挨拶は「ほんまもん」だと思います。

 「私の挑戦」も手短に話しました。今私に校長室には中高生、1462人の「挑戦状」があります。この夏休み、と言っても生徒には「夏期間」かもしれませんが、この期間にしっかりと挑戦に励んでほしいと思います。挑戦する心、不屈の心を育むのが「私の挑戦」の目的ですから。
sIMG_0761.jpg sIMG_0762.jpg
 終業式のこの日には校庭の芝刈りも行われました。「環境大使」らが中心となりましたが、昼前の暑い時刻です、みんな汗だくになっての芝刈りでした。環境に配慮し、天然芝のこの校庭ができたのは今から10年前。生徒、保護者、教職員が自分たちの手で、汗を流して整地し芝を張りました。自分たちが使うものは自分たちが手入れしようと、芝刈りも生徒たちが行います。こうして環境を考え、汗を流すことで感謝の心も忘れない生徒が育ってくれたらと思います。

さて夏休みですが、生徒たちには学年ごとに学年に応じた補講があります。高校3年生には今年、85講座が用意されました。学年団が練りに練った講座です。この講座に延べ2504人の生徒が参加し、半年後に控えたセンター試験に向けて必死の勉強です。この口座数、参加人数は昨年を大幅に上回っています。今年の春の大学入試で卒業生は今までにない大きな成果を上げてくれましたが、来春も今年以上の成績を上げられるのではと、今はひそかに期待しているところです。

朝礼では、この夏を雲雀丘学園の生徒として恥じない生活を送り、一か月後の8月23日、元気な顔で会おうと結びました。

2016年07月19日

「梅雨明けの翌朝」

IMG_0685.jpg
昨日(7/18)気象庁は東海以西が梅雨明けしたとみられると発表しました。発表通り朝から、それまでとは打って変わって夏の空になり、気温も大阪では34度まで上昇しました。大阪では平年より3日、昨年より6日早い梅雨明けです。今日も朝から夏の太陽が照りつけています。この日朝、学園では二つの団体が宿泊行事に出発しました。

一つは小学校です。5・6年生、総勢300名が兵庫県の竹野浜海岸で3泊4日臨海学舎に行きます。圧巻は1㎞と2kmの遠泳です。遠泳に挑戦することで児童は強い心と体を育みます。もう一つは中学2年生157名が鳥取・大山での2泊3日の林間学舎に臨みます。こちらのメインは1729mの大山登山。往復6時間をかけて登ります。生徒児童にはこの学舎を通して一回りも二回りも大きくなって、そして真っ黒になって学園に帰ってきてほしいと願っています。

余談ですが朝、雲雀丘花屋敷駅の前を大きなリュックとカバンを抱えた二人の女子生徒が私の前を歩いていました。制服から雲雀丘学園の小学校と中学校の生徒でした。追いつきざま、「おはよう」と声をかけると、中学生の方が「隣にいるのは妹です。私は林間学舎、妹は臨海学舎に出かけます」と答えてくれました。お姉さんが妹を見守りながら、かばいながら歩いている姿を後ろから見ていましたが、ほほえましく気分良くなりました。

2016年07月14日

「夏の高校野球」と「One Day College」

ここ数日、梅雨のどんよりしていた曇り空、そして時折、大気の不安定からか激しい土砂降りの日が続いていたのですが、今日は朝から夏の太陽が学園を照りつけています。その強い日射しに負けじとひまわりが大輪を誇り、太陽に向き合っています。このひまわりは、井関先生の指導でこの春、植えました。ことさら愛着を感じます。ひまわりの隣には、ゴーヤがネットをよじ登って、身の丈2倍くらいの高さにまで成長してきました。実がないので井関先生に尋ねると、カーテンとして育てているので実は取っていますとのことでした。

sIMG_0670.jpg
 一昨日は、夏の高校野球兵庫県予選の応援に行きました。相手は三田西陵高校、場所は高砂球場です。あいにくの雨で、試合開始が遅れ、午前10時が午後1時近くになりました。残念ながら4:2で敗れてしまいました。守りきれず、また折角のチャンスを生かせません。勝てない試合ではなかったのですが、肝心のところで力を発揮することができませんでした。「瀬戸際」という言葉がありますが、雲雀丘学園の生徒には「際」に強い人間、「ここぞ」という場面で強い生徒になってほしいと思います。これはもちろん野球部に限ったことではありません。勉強でもまた然りです。

sIMG_0650.jpg sIMG_0665.jpg
 先週の土曜日は、恒例の「One Day College」が開催されました。今年は24大学1団体から先生にお越しいただき、30講座を開設しました。どの講座も先生方が工夫を凝らされ、生徒は興味を持って勉強できます。生徒はあこがれの大学の先生から直接、自分の関心のある講義を受けることができ幸せなことだと思います。「One Day College」が過去、多くの生徒に夢と希望をもたらしてきました。今回も先生方との出会いがきっかけとなって、生徒が未来に飛び込んでくれることを願っています。

 なお今回の「One Day College」にお越しいただいた先生で、自校のHPに大変うれしいお言葉を載せていただきました。それは、先生が朝、正門から受け付けに向かう途中、出会ったどの生徒も元気に挨拶をしたとのことです。雨降りのぐずついた天気だったが、生徒の元気な挨拶で爽やかな気持ちになりましたと書かれていました。

 正直なところ、外からのお客様にもきちっと挨拶するようにと教えていますが、まだまだ十分ではないと思っています。このようなお言葉を聞くとうれしさと同時にホッとします。全校生徒に伝え、生徒と教職員の励みにしたいと思います。ありがとうございました。


2016年07月05日

夏の大会、朗報次々と

sH25.6.14%E8%8A%B1%E8%8F%96%E8%92%B2%20%282%29.jpg P1060150.jpg
 梅雨空が一転して、昨日今日と猛暑日となりました。昨日から期末考査が始まりました。期間中は、始業前や放課後の生徒のクラブ活動が休みになって校庭は至って静かです。その分、芝生の青さが一層引き立って見えます。

 そんな中、嬉しいニュースが届きました。わが放送部がNHK杯中学放送コンテスト兵庫県大会において「ラジオ番組部門」「テレビ番組部門」で見事、最優秀賞を獲得し全国大会出場を決めました。両部門同時獲得は学園でも初めての快挙です。「ラジオ」は昨年から始めた「私の挑戦」を取り上げました。「チャレンジ精神」の大切さを詠っています。作品を見ましたが少し校長が出すぎの感じがしましたので、差し出がましいようですが少なくするようにお願いしました。

 また「テレビ番組部門」は「もーえー袖」をタイトルにし、昨今の女子学生のカーディガンの袖が伸びていることを取材、いにしえの同様の行為が、かわいらしさの表現である「萌え」に通じることを探りあてました。世代を超えてかわいさを求める女性心理に共感しながらも、一方ではだらしなくも見えることから、不要(もーえー)との立場も紹介するものです。実にユニークな指摘に驚きました。さらにブラッシュアップし全国大会では栄冠を勝ち取ってほしいと思います。

 もう一つは国体テニス競技少年女子の部で本学園高校3年生がダブルスで兵庫県代表の座を射止めました。3年ぶりのことです。10月に岩手県で行われる国体では、兵庫県の代表として堂々と戦ってほしいと願っています。このほかにもたくさんのクラブが母校の名誉と誇りにかけて各地で汗にまみれています。これからどしどしと活躍のニュースが入ります。

 雲雀丘学園は勉強も一生懸命やるし、クラブ活動も熱心、学校行事にも積極的に参加するという学校です。どれもやることで人間的な成長が望めると考えています。これからしばらくは夏の暑さと戦わなければなりません。しかしこうした経験が生徒の将来に大きな役割を果たすものと確信しています。