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2018年11月30日

「寒さを吹き飛ばす気迫」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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11月も最後の日となりました。本当に日の経つのは早いものです。今朝は今年一番の寒い朝となりましたが、昼になると陽光が中高校庭の大銀杏を黄金色に、学園通りの紅葉を一層鮮やかに仕立てました。

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大銀杏の下、遊ぶ生徒                 学園通り、鮮やかに紅葉

さて1週間ほど前の話になります。その日の朝も寒い朝となり、この冬初のコートを着込んで家を出ました。私は30分ほどの道のりを歩いて学園まで通います。途中、比較的急な坂道が線路沿いに50mほど続きますが、そこを登りきったところで後ろから声をかけられました。「おはようございます」。中高のM先生でした。先生は私と同年代、私よりさらに遠くから歩いてこられ、月に2~3度、少し悔しいですが追いつかれます。

「あれっ先生ワイシャツですか」と尋ねると、「そうです。暑くてぽかぽかです」と語るや、私を横目にさっさと追い越していかれました。ワイシャツは肘までたくしあげられていますが、頭からはまるで湯気でも立ちのぼっているかのようです。追いつかれるのはよくないので時々後ろを気にしているのですが、その日は突然の出来事でした。それでも追いつくと歩調を合わせ学園までご一緒するのですが、その日はなぜか「じゃあ」といいながら一人でどんどんと歩みを進められました。

おそらく私にお付き合いすることでせっかくのペースを乱されたくなかったのでしょう。しかし私は別のものを感じました。M先生は高3の学年主任という重責を負われています。いよいよ間近に迫った大学入試を控え、満身に気迫がみなぎっているのです。それにしても見事なものです。私もぜひ見習いたいと思いました。

わたくしはひそかに来季の入試結果を楽しみにしているところです。
(2018.11.30)

2018年11月21日

「中山台幼稚園・ひばりカフェ、気楽にくつろいで」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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11/12(月)、中山台幼稚園で「ひばりカフェ」が開催され私も少しお話をさせていただきました。「ひばりカフェ」は長岡園長の特に強い要望で「とにかく保護者の皆さんと気楽に話したい」ということで形式ばらずにお茶とお菓子で気楽に日頃思っていることを話していただこうというものです。毎年春と秋の2回開催され今年で4年目、今回は90名余りの方が出席され和やかな雰囲気の中で会は進みました。

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玉置会長のごあいさつの後、長岡園長からは過日の保護者アンケートの集計結果の報告がありました。文書での報告に加えて、このように園長が口頭で直接説明されるのは素晴らしいことです。またアンケートで「保育全体に対する満足度」を問うものがありますが「満足」と答えられた方が年々上昇し、平成26年からの4年間で29%から57%になっていることをうれしく思いました。「ほぼ満足」の41%を加えると肯定的意見は98%になります。

さて私はお話しさせていただいた中で、これからの子供に必要なものはコミニュケーション能力であると申し上げました。学園には外国からの生徒がたくさん来ますが、彼らは積極的に手を挙げ発言を求め自分の意見を堂々と述べます。競うように手を上げます。対して学園の生徒は引っ込み思案で遠慮がち、これではこれからの国際化で戦うことはできません。

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学園中高等学校ではこのような状況を踏まえ、左掲の「教室内での発言の仕方・聴き方」を生徒に徹底しようとしています。まずは間違っていてもいいので自分の意見を大きな声で相手の目を見て話すことが大切だと思います。


出席のお母さま方に申し上げました。「今日から毎夕食時、『今日 どんなことがあったの?』と尋ね、会話をしてください。そして寝る前には今日1日で一番楽しかったことを一つ書いて休ませてください」と。お子様のコミニュケーション力と自己肯定感が確実に伸びます。

(2018.11.21)

2018年11月19日

「学園小学校でプログラミングコンテスト」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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「創造性と問題解決力をはぐくむ」ことを目的に昨日(11月18日)、本学園小学校体育館で「2018宝塚キッズロボットプログラミングコンテスト」が開催されました。雲雀丘学園では今春から放課後、プログラミングを学ぶ教室を開講していますが、運営している「プログラボ」さんに声をかけ実現したものです。
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                               うまくゴールまで果物を運べるか

出場者80名、保護者の皆さんの応援もあり体育館は一杯。児童は2人1組のチームを作り、コンテストに挑みました。2人でロボットを作るところから始め、課題の「森に果物を取りに行こう」を達成するためのプログラムつくりに挑戦します。
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 競技前の調整に取り組む児童           校長先生から激励の言葉

2人は初対面の心配もよそに、児童はすぐに友達になり協力し合って次々と課題を克服していきます。意見を求められても積極的に手が上がり、みんな笑顔で真剣そのもの、これぞプログラミング教育のいいところ、3時間半があっという間に過ぎました。
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 コンテストで最優秀賞の児童と

みごと最優秀賞に輝いたチームの一人は雲雀丘学園小学校の3年生。「プログラミングは雲雀丘」の本領を発揮してくれました。2020年から全国の小学校では「プログラミング教育」が必修化になりますが、雲雀丘学園はいち早くプログラミング教育に取り組みました。子供の時から「IT力」の芽を伸ばし、将来国際社会を生き抜き、貢献できる人材を育てたいと思っています。

(2018.11.19)

2018年11月14日

「荘川桜と雲雀丘」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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学園幼稚園から告天舎に行く右手に一本の「荘川桜」が立冬の風にそよいでいます。高さ5mほど、紅葉が終わり枯れ葉が散り始めました。この桜は岐阜県北部、白川郷近く荘川村の御母衣(みぼろ)ダム湖畔に移植された「荘川桜」の2世桜です。平成19年2月、雲雀丘山手緑化推進委員会様からご寄贈されたものです
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 学園の荘川桜         植樹式(平成19年2月)

「荘川桜」は昭和35年、電源開発株式会社の御母衣ダム建設によって、湖底に沈む運命にあった樹齢450年余りのアズマヒガン巨桜2本を、同社初代総裁の故高碕達之助氏が水没移住する人々の心のよすがにとの思いから、植樹史上例を見ない大移植を行い、成功させたものです。2世桜は全国に植樹されましたが、高碕氏が住まいを構えられたこの雲雀丘には数多く植えられました。

今回、雲雀丘地元の有志がその「荘川桜」を「見に行こう」ということになり私も参加しました。当日はあいにくの天気でしたが、巨大老桜2本は雨の中、御母衣湖畔に堂々とその威容を誇っていました。
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 荘川桜             御母衣湖

余談ですが偶然にもその時、当時移植された庭師、丹羽政光氏のお孫様英之氏にお会いできました。英之氏は「荘川桜」の雪吊りの作業でここに来られていたのです。これも何かのご縁で、おじい様のお気持ちを教えていただきました。
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 英之氏とご一緒に                   雪吊りの作業中の荘川桜

20181113-4jpgふるさとは 湖底(みなそこ)となりつ
うつし来し この老桜
咲けとこしえに
(高碕達之助)



生まれ育った荘川村が湖底に沈むことは村民にとっては耐えられないことでした。反対する村民に高碕は自ら先頭に立ち、交渉に当たりました。了解を取り付けるため高碕は1200人の村人一人一人に自ら手紙を書いたと言います。「桜の命を助けたい。」 高碕の桜への切なる愛情、住民へのやさしい思いは「荘川桜」に宿っています。この木を雲雀丘学園にもたくさん咲かせたいと思います

(2018.11.13)