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「観桜思植」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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今年の桜は開花の後、いわゆる寒の戻りで長く楽しめました。4月11日の雲雀丘幼稚園、中山台幼稚園の入園式も散り始めの桜を楽しんでいただけましたし、今日もまだ雲雀丘の街のあちこちで名残の桜を見ることができます。
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 正門入口のソメイヨシノ                雲雀丘幼稚園入口のオオシマザクラ

前回のこのブログで「荘川桜」の苗木8株を学園に記念植樹したと書きました。実は植える場所探しに大変苦労したのです。「荘川桜」は樹齢数百年の巨木にも育つので、ある程度の場所が必要になります。現在植えられている木々とのバランスも考えねばなりません。
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 高校棟前のシダレザクラ              小学校校庭のヤマザクラ

学園の創立時に植樹されたと思われる桜の老木などは、実に学園の地形や導線を考えて植えられています。学園の各所にある記念樹にも、思い出や感謝の心、そして未来への希望を託しつつ樹木を選び大切に植えられたことがよくわかります。学園に育つ木々には植えられた当時の思いが一本一本に込められているのです。学園の子供たちにはその木がどのようにして植えられたかを教えてほしいと思います。

「飲水思源」という言葉があります。「水を飲む者は、その源に思いを致せ」という意味です。わかりやすくは「井戸の水を飲む際には井戸を掘った人の苦労を思え」ということでありましょう。私たちが春になれば必ず見ることができる桜も、先人たちのご苦労や思いがあるのです。一方、今年、満開に咲き誇り、多くの人々に感動を与えてくれた桜を先人は見ることができません。

「観桜思植」(この言葉は造語です)。桜のシーズンは幕を閉じようとしていますが、先人に思いをはせ、先人の心は散らさずに持ち続けたいものです。

(2019.4.19)
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