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親孝行・やってみなはれ

2018年08月31日

「解凍」

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 新しい広報活動,教務システムの導入,アフタースクールの充実など,小学校でもいくつかの大きな改革が進んでいます。
 改革といえば,かつてクルト・レヴィンという社会心理学者が(解凍-変革-再凍結)という三段階モデルを提唱しました。このモデルで大切なのは,最初に「解凍」というステップがあることです。これは変革に関わるすべてのメンバーがこれまで慣れ親しんできたものと訣別する段階です。改革に取りかかる前にまずはみんなが新しいシステム導入の意義を理解し,改革の苦労を乗り越える意思統一をするのです。ある種の改革ではスピード最優先ということもあるでしょう。しかし,性急すぎたためにメンバーが疑問や不満を持ちながら進む改革はいつまでも定着せず,気づけば以前のやり方に戻っているといったことになりがちです。そのために今の自分と別れる段階が必要になるのです。
 私も常に自身を「解凍」しながら進んでいければと思っています。
(小学校入試対策主任・6年主任 岸本 光史)