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囲碁将棋部 将棋 春の高校選手権個人戦

2023/05/09

囲碁将棋

団体戦に続き、個人戦も振り返ります。56()、場所は同じく尼崎稲園高校です。団体戦のメンバー5人と、高1生3名(女子二人)を加え、8人で参加してきました。A級は2人です。

高1生が5人と一番多く、皆緊張していないか心配していましたが、全員仲が良く、終始楽しそうにしていました。男子B級に参加した4人は決勝には進めませんでしたが、全員が4戦中2勝以上挙げてくれました。特に前日団体戦でBチーム主将を務めた高2Hくんは3連勝で、あと1勝すれば雲雀の4年連続B級決勝進出を決める大チャンスでしたが、最後の対局で惜敗しました。ですが、Hくんの急成長ぶりがとても嬉しかったです。改めて雲雀はレベルが高いんだなと実感しました。

A級男子には高2Fくんと高1Eくんがそれぞれ参加。二人とも予選を通過しました。素晴らしいです。まずは高1Eくん、決勝トーナメント1戦目、灘高校の1年生と対局します。今大会を通じて感じたこととして、Eくんは中~終盤力がとても強い。的確な手を指し、ミスがほぼない将棋を指すように感じました。この対局もしっかりと相手玉を詰まし勝利します。次の相手は尼崎稲園高校の2年生です。この生徒は去年の秋大会の優勝者で、研修会にも所属していました。優勝候補です。果敢に挑みますが敗れてしまいました。ですが、本当に頼もしい部員が来てくれたと感じています。

そしてFくん、決勝トーナメント初戦の相手は加古川西高校の3年生です。この生徒は2年前に本大会で優勝しています。全国大会ではベスト8まで勝ち上がった強豪です。Fくんは今回からA級初昇格で挑み、対戦は全員が初めてです。ですが予選から1歩も引かない戦いをしてくれました。Fくんも、高3部長のYくんも、将棋教室などに通わず、努力でここまで強くなった生徒です。雲雀は毎年そういった生徒が出てくることが学校の誇りです。Fくんは逆境にも怯まず挑み、この対局を見事に勝利しました。部活として伝説的な対局になったと思っています。二戦目は昨年大会の優勝者に敗れましたが、とても良い将棋をしてくれました。

最後に女子です。大会前から、本人の希望で毎朝朝7時半に集まり、一緒に特訓し続けてきました。まずOさんは2勝1敗で予選を勝ち抜け、決勝トーナメントに進みました。決勝では有段者に当たり負けてしまいましたが、とても感動しました。Oさんは最初初心者からスタートし、将棋の基本である棒銀がどうしてもわかりにくいと苦労していた生徒でした。中学時代も大会に1度も出たことがありませんでした。今回が初の大会ながら決勝まで進んだことはとても嬉しかったです。

同じく一緒に練習中のSさんも、棋力はほぼ同じながら、予選で強い生徒たちに当たってしまい初勝利はお預け。ですが、序盤はきれいで筋の良い矢倉将棋を指していました。Sさんはとても真面目で努力家です。将棋がまだまだ伸びる楽しみな生徒です。次の竜王戦で絶対に勝ちましょう。

本年度も引き続き本校校長の中井先生が将棋連盟の会長に就任しています。素晴らしい挨拶をいつもしてくださいます。今年は秋大会個人戦が初めて雲雀丘学園会場で実施されます。今年こそ2年ぶりの全国大会出場へ、今年も応援よろしくお願いします。

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