5月5日、第50回兵庫県高校将棋選手権大会の団体戦が尼崎稲園高校にて行われました。今年は男子２チームが参加しました。４チームで争う予選ブロックを勝ち抜き決勝トーナメントを目指します。

Aチームは有段者の高３Ｙくん、高２Ｆくんに加え、新１年生のＥくんで全国を目指します。Ｂチームは高２Ｈくん、高１Ｉ、Ｋくんで、三人とも中学からの一貫コースの部員です。

まずはそのＢチーム、初戦の播磨南高校を３ー０で勝利、続く西脇工業も３ー０と快勝します。しかし決勝に進むには３戦全勝しなければいけません。厳しい戦いです。大事な３戦目の相手は東洋大姫路高校。副将が敗れ三将が勝ち、1−1で勝負の行方は高校２年生の主将Hくんにかかります。Hくんの四間飛車は序盤こそ優勢に進めました。指し方から大きく成長したことがわかります。しかし、終盤の駒損から逆転負け。ですが、初主将のHくん、高１二人で合計７勝、十分通用していました。

続いてAチーム。去年からずっと優勝を目指し準備してきました。予選ブロックは加古川北Bチームに２－１、須磨学園に２－１、尼崎双星に３－０と勝利し決勝に進みます。くじ引きの結果、灘A、白陵、加古川北の強豪校ぞろいのブロックに入ってしまいます。いつかは倒さなければいけない相手、気持ちを入れて挑みます。初戦の灘A戦、灘高校とは何度も交流戦を行ったり仲良くさせてもらっています。選手たちは気合を入れて目いっぱい戦います。しかし主将、副将が敗れてしまいました。灘はやはり練習の時と違い、大会になるとさらに強くなる、そんな感じでした。選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。また、この時、三将で新１年生のE君は唯一灘に勝ちました。今後が楽しみです。

次回は個人戦について振り返ります。