学校ブログ

校長通信

入学を決めた君へ 第100号

2022/01/31

入試

1月29日、中学新入生ガイダンスを行いました。中学入学の心構えとして、3人の先生が登壇されました。

教頭先生から、志望校から母校へ、創立の精神の親孝行など
   健康と少しずつの成長する姿が親孝行
教務部長から、学習についてとタブレット端末について
   学習習慣と計画の重要性
生徒部長から。挨拶、返事、掃除・整理整頓、時間管理について
   (事例を交えて)レベルを上げて行こう。加えて、携帯電話の扱いについて
の内容を話されました。いずれの先生も、自学自習、凡事徹底、習慣がキーワードでした。

本校に入学を決めた君へ
あらためてガイダンス会場の講堂で君に会えてうれしかったです。開始前やガイダンスの様子を座席後方から見ていました。もっと緊張しているかと思っていましたが、そうでもありませんでした。歓迎の気持ちをグータッチやひじタッチで表したのですが、このコロナの状況では難しかったです。
合格発表からの喜び、もしかすると他校不合格の悔しさから少し時間が経ち、本校への入学の気持ちは固まり、高まっていますか?中学校への期待よりも不安が大きくなっているのかもしれないと思います。しかし、舞台上の先生方のお話を聞いて、不安は少なくなったでしょう。「大丈夫!」中学校は楽しいところ、大きく世界が広がるワクワクすることがいっぱいあります。知らないことをいっぱい知ることができます。次のセミナーまでに入学のしおりを読んで、楽しみにしておいてください。
昨年度から新入生の宿題を無くしました。昨年度は「入学前の宿題はありませんか?」との質問がありました。(もちろんお母さん)他校ではいっぱい出しているかもしれません。この2ヶ月で差をつけろ!とか、ここで緩めるな!といった塾の広告があるかもしれません。倍率が高かったから入学後についていけるか、6年先を考えると何かさせないと心配とか、よその進学校はこんなに宿題が、の情報とか、うちの子は英語は特別なことをしていないから、という心配をされる保護者の方もあるかもしれません。教頭先生と各部長先生のお話しは「自分の事は自分で決めて自分でする」がテーマでした。6年間で目指しているところです。先日、学校視察に来られた東京有名私学の校長先生は「中学生になって自分を解放する」という言葉を使われました。
私からは、この入学までの2ヶ月はどんなことをするのか、まず自分で考えて、家族とも相談して、その上で考えて生活しなさい、です。君は合格のために塾へ行ってやりたいことを我慢して勉強しました。合格し塾を辞めて、宿題がなければ、勉強しないのか、入学前の中学校から勉強させられるのか・・・。君には「自ら学び、自らの人生を切り拓く人=自立型人間」になってほしいと思います。だから、今、君に何が必要か、考えてください。保護者の方々にも上手な「親離れ子離れ」を6年間のテーマにしてほしいです。
以下に、ヒントをあげてみました。
・残り少ない小学校での授業・勉強、行事、友達を大事にする。
・本を読む。家族で図書館や本屋へ行く。それぞれ読んだ本の内容を伝える。
・小学校の教科書を1年から全部音読する。弟妹に読んであげる。家族に聞いてもらう。
・新聞、ニュースを見る時間を作る。内容1つを家族に伝える。
・家族に今まで助けてもらった感謝の気持ちを込めて、1つお手伝いの役割をもらう。
・趣味、習い事について、ふりかえりを紙にまとめてみる。家の中にに張り出す。
・おじいちゃん、おばあちゃんに今の気持ち、中学生になってやりたいことを手紙に書く。
などなど。目的なくただだらだらしてしまったら、中学校に入ってから伸びないのです。
では、健康に気をつけて。4月に会えることを楽しみにしています。先生たちも君との出会いを大切に、しっかりと準備をしていきます。コロナに負けずお互いに頑張ろう!ご家族のみなさまも子どもの成長に寄り添っていただき、小学校時代の時間を大切にしてください。

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