2018年09月14日

「せめて会釈ぐらいはしなさい」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

20170609.jpg「勝に不思議の勝あり、負けに不思議の負けなし」 この言葉はプロ野球往年の名捕手・名監督野村克也氏のものかと思っていましたが実は肥前平戸藩第九代藩主の松浦静山氏であることを知りました。勝った理由はみつけられない時もありますが「負け」には必ず理由、原因がある、負けた原因をしっかり分析して次は勝とう、というものです。

しかし私は「勝ち」にも根拠があると思っています。前回のブログで小学校の今年の志願者が大きく伸びたことを書きました。私はすぐ小学校になぜ志願者が増えたかを分析するようお願いしました。下記はある塾が保護者にヒアリングをされまとめられたものです。

これによると学園小学校を選択された1番の理由は、「保護者の学校訪問時、先生方の挨拶がとてもよかった」です。以下、「やってみなはれ塾ができた」「児童の学力が高いレベル」「プログラミングの先進的な取り組み」が続きます。

確かに学園小学校の先生方はどなたにも丁寧に相手をされます。これが保護者に安心や信頼を届け、ここなら生徒を預けて大丈夫と思われるのではと思います。学園全体の穏やかな校風にもつながるものでしょう。それにしても制度や設備ではなく、挨拶や感じなどソフトの部分で選んでいただくことに、改めて今後の学校経営や学校教育の在り方を考えねばと思っています。

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雨の日、事務局から正門を
さて朝の登校時のことです。専用通路を通って多くの児童生徒が次々と登校してきます。通路に沿って、校長をはじめ担当の先生方が「おはよう」と声をかけていきます。時には児童会の係りの子供達も加わります。元気な挨拶の声がすべての生徒や児童に途切れなくかかるのですが、そんな中、稀ですがまるで関心のないように無口で通り過ぎる生徒がいます。面白くない日もあるでしょう、考え事もあるでしょう。疲れているかもしれません。また恥ずかしいかもしれません。

挨拶がどうのはもういいません。しかし挨拶にその人の人間力や社会力が凝縮、表現されることは間違いありません。どうしても挨拶ができないならせめて目を合わせ会釈ぐらいしなさい。生きるにあたっての最低限の生活習慣は雲雀丘学園で身につけてほしいと願っています。
(2018.9.14)

2018年09月06日

「学園小学校に期待」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

20170609.jpg今朝北海道で震度6強の地震が発生しました。震源に近い厚真町では大規模な土砂崩れが発生しています。被害がつかめていませんが、大きな災害になっていないことを願うばかりです。今夏になって日本列島は大きな災害が続き、台風21号では阪神地区も大きな被害を受けました。特に停電の被害が大きいようです。昨日、登校してくる生徒、児童に尋ねると停電が大変だったと話しかけてきました。

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台風一過、中庭の金魚を見る児童

そんな中、雲雀丘学園小学校の入学願書受付が始まりました。この日(9/5)の応募には、さぞ外出も大変だったと思いますが、早朝から大勢お越しいただきました。その人数、何と184名。昨年の応募者数を初日だけで大きく上回りました。まことに有り難いことです。

学園小学校は保護者の皆様のご期待に応えるべくいろいろな取り組みを進めてきました。この4月からは小学校の全学年で週2時間の、ネイティブと日本人の二人の先生の授業を開始しました。今までとは大きく異なり英会話主体の楽しい教室となっています。

また課外授業で希望者になりますがプログラミング教育を同じく4月から開始しました。現在200名を超える児童がプログラミング専用教室で学んでおり、近畿では雲雀丘学園に倣って来年4月から導入する学校が増えてきます。他校に先駆け取り組めたこと、喜々として学ぶ児童の顔を見て、大変うれしく思っています。

また学童保育も始めました。「放課後の時間を単に預かりの時間としない、子供たちの成長の時間とする」を基本的な運営の方針とし、先生方にも建学の精神を理解してもらったうえでそれぞれの講座に臨んでもらっています。

しかし何よりもうれしいこと、先生方が一番頑張っていることはこの夏休みに発表された「全国学力学習状況調査」の結果発表です。石田校長先生がご自身のブログで書かれていますが学園小学校のレベルは、目標とする国立小学校を国語Bを除いては上回っていることです。素晴らしいと思います。望むらくは早期に国語Bも国立を凌駕して保護者の皆様に安心をお届けしてほしいと思っています。

願書の話が飛躍しましたが一つひとつ改善を重ね、人間力があって世界に活躍・貢献できる人材を育てていきたいと思います。

(2018.9.6)

2018年08月28日

「夏休み明け早々縁起がいい」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

20170609.jpg酷暑がぶり返してきました。そして今日(8/27)は久しぶりに学園は朝の登校風景が戻ってきました。夏休みの大きな荷物をかかえた小学生の挨拶の声が響くと学園は一気に活気がよみがえります。まさに小学生は学園のエネルギーの源です。

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 登校が始まった                    作品を見せ合って

そんな中、足取り軽く中高のキャスティ先生が近づいて来て、「昨日、雲雀丘学園はESS(英会話のクラブ)の阪神地区大会で優勝しました」と得意満面の報告。さらに「2位は灘、3位は関学・・」「何っ!もういっぺん言ってくれ」。 嬉しいじゃないですか、N校に勝つほど暑さを吹き飛ばすものはありません。

野球部員が登校してきたので「土曜日の試合どうだった?」と聞くと「勝ちました」。「よくやった!」。実は金曜の夕方、駅の改札口で数人の野球部員に偶然出会い必ず勝つように激励していました。これで敗者復活戦後2勝。なかなかやるものです。「こいつぁ夏休み明け早々縁起がいいわい」。

この夏休み、わが母校彦根東では学年同窓会が開かれました。(いつも個人的なことを書いてすみません。)昭和44年(1969)卒ですから卒業後49年がたちます。なぜ中途半端な49年で同窓会なのかというと母校は歴代、卒業後半世紀を迎える前年に卒業生が募金して学校に寄付を行います。昨年は300万円が集まったことで気合が入っていましたが、残念ながらその額には及びませんでした。

同窓会は物故者の黙とうから始まりました。40名がなくなられたということです。卒業生は510名いましたのでおよそ8%になります。67~68才ですとこれくらいのようです。件の寄付金は黙とうの後、セレモニー。校長がお受けになり、お礼の報告。「吹奏楽の楽器購入に充てます。野球と勉強を両立させるなら彦根東となり、今年は1年生の部員が30人も集まりました」と。私の在校時代には考えられないことです。

乾杯の挨拶と音頭を仰せつかりました。「同窓会に出席できるのは幸せの証拠。まず健康で、家族円満、少しばかりの生活の余裕、そして参加する意欲。幸せの証明に必ず次回も出席しましょう」と結びました。ここまではうまくいったのですが最後の乾杯で「彦根東の・・」と言うところをどういうわけか「雲雀の、」と、出だしで大失敗、大笑い。同輩から「意識的にやったんやろう」とお叱りをいただきました。
(2018.8.27)

2018年08月22日

「雲雀はあいさつから」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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夏休みも残り少なくなってきました。夏休み期間中に開催されているGKS(グローバルキッズスクール)のサマーセミナーに顔を出しました。これは通常の講座とは別に、小学校の1年2年生を対象に2日間を1タームとして、毎回12名を定員に6ターム開催されます。

今日はその5ターム目で、行くと児童たちは膨らませた風船に、のりを薄めた液に浸した新聞紙を一生懸命張り付けていました。いったい何をしているのでしょう。

聞くと、これを乾かせたあと中の風船の空気を抜くと、空洞の張りぼてができるとのことです。理屈はわかりますが、新聞紙一重で固形物ができるか怪訝そうな顔をしていると、セイラ先生が「大丈夫!私20回もやってきたから」と自信たっぷり。明日見に行くことになりした。

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 バルーンが出来上がり

いずれにしても子供たちは楽しく風船に新聞紙を張り付けています。セイラ先生とこの夏休み明けから小学校の英語教育に加わるJET(The Japan exchange and teaching programme)のデイン先生の二人が教えています。すべて英語です。児童はモノづくりの楽しみと同時にネイティブの英会話を無理なく体で覚えていきます.素晴らしいセミナーが行われていると思いました。

昼が近づいてきたのでこの後はサンドイッチをみんなで作ります。ここは中高の家庭科の先生も加わってお手伝いします。もちろんEnglish Only。 残念ながら私はここで退席しました。
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 楽しく食事作り                     昼食の始まり始まり

いよいよ明日は中高の始業式、来週早々には小学校が始まります。児童生徒の元気な顔が戻ってきます。長らく閉鎖されていた専用通路もブロック塀の改修が終わり明日からは通行再開です。

20180822-1.jpg「不許入無挨拶雲雀丘」 覚えておられますか。4月、学園内に入る方は皆さんすべからく挨拶をしようとお願いしました。この立て看板は2学期から 「雲雀はあいさつから」 に変わります。いつも言っていますが、挨拶こそすべての言動の始まりです、基本中の基本。雲雀は日本一挨拶が飛び交う学園という目標は変わることはありません。(2018.8.21)

2018年08月20日

「快挙に拍手」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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「会場全体をぐっと音楽の世界に引き込む演奏」

去る7月26日27日に開催された第48回全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクールで雲雀丘学園ギターマンドリン部は審査員から冒頭の絶賛の評価をいただき、見事「朝日新聞社賞」を獲得しました。これは実質全国第2位の賞で、昨年の全国知事会賞(実質全国3位)を上回る快挙です。

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 大会前の練習風景

雲雀丘学園ギターマンドリン部が審査員をうならせ、聴衆を魅了する素晴らしい演奏をしたことはその通りですが、そのほかにも同部の活動には誇るべきものがたくさんあります。私がいつも感心に思うのは部員のほとんどが入部時に初めてギターやマンドリンを手にします。いわば全くの素人集団がここまでやってのけるのです。指導はクラブの卒業生が、仕事や学業の合間を見て教えに来てくれます。有難いことです。驚くべきは顧問の先生方です。3人いますが誰一人マンドリンが弾けません。熱心さと部員への愛情がすべてになります。

したがって日常の練習は先輩が後輩を教えることが基本になります。私はまさにこれこそが学びや上達の秘訣だと思っています。比較的近い関係にある部の先輩後輩だからこそスキルが伝わります。松下村塾なども基本は塾生同士が必死に勉強し相互に高めあう授業が逸材輩出の原動力になりました。近くにあります宝塚歌劇なども先輩を見習って、目標にして上達していきます。自分たちの力で歌劇団を創り上げているのです。

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 当日朝、校庭で円陣を組んで いざ        終了後学園に戻り記念撮影

今年の大会には65人が出場しました。対象となるメンバー全員です。これも雲雀丘学園ならではの素晴らしいことだと思います。とにかく部員全員が一丸となって総力を出し切る、これが日ごろの練習以上の成果を呼ぶものと思います。

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 演奏に聞き入る皆さん                お年寄りを前に演奏

道明寺に「高殿苑」という高齢者介護施設あり招かれて演奏にお邪魔することがあります。お年寄りは演奏に涙を流しながら聞いておられます。こんなこともメンバーの人間的な成長の糧になっているかもしれません。

今回の快挙に改めて大きな拍手を送ります。

(2018.8.20)

2018年08月09日

「今年も企業研修を行いました」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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一昨日(8月7日)は立秋、ほんの、ほんの少しですが朝、家を出るとき、風にさわやかさを感じました。

  秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(藤原敏行)

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 専用通路のブロック塀改修も着々と        雲雀丘幼稚園の屋根、外壁工事進行中


さて今年も学園の7名の若手の先生方に3日間、サントリーで企業研修を受けていただきました。2年目になります。企業研修といっても定例のものがあるのではなく、サントリーと学園で用意したオリジナルなもので、ほかの学校ではやっていないと思います。

先生方にはウイスキーやビールなどの生産現場から、問屋さん酒屋さんスーパーなどの流通現場、そして飲食店での消費現場を肌で体験していただきます。スーパーでは実際に商品を棚に並べてもらいますし、飲食店ではサントリー商品を店に扱っていただく交渉現場にも立ち会います。学校という「机上」から「実社会の生々しさ」を見ることになります。
以下、参加の先生方の感想や意見です。

・仕事は「関係性とコミニュケーション」が土台、相手が何を考えているかを日ごろから把握する努力が大切。これが分かれば半分仕事はできたようなもの。

・営業は「徹底と情熱」、いいと思ったらとことんやる。手間は考えない。懸命にやれば何か見えてくる、それが自信。児童、生徒、保護者に信念をもって接することができる。

・一つの仕事には大勢の人がかかわっている。はかり知れないつながりがある。連携の大切さと感謝の心を持つこと。そうするとみんなから支援が得られてくる。

・企業は「スピードと効率」が命。常に最先端では競争している。すぐその場で対応していくことが大切。巧緻より拙速。早いことが勝利する。

参加の先生に行かれる前に研修では次の3点を見てきてほしいと言いました。
 1企業は常に消費者のことを考えている(マーケットイン)
 2企業は常に競合のことを考えている(競争優位)
 3企業は過去と同じことはしない(変化対応)
こうして少しづつですが民間の心がわかってくれば子供の指導にも厚みが出てくるものと思います。

(2018.8.9)

2018年07月20日

「夢は持ちこしだ」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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残念ながら「2勝」はならなかった。高校野球雲雀丘3回戦は昨日(7/19)、明石トーカロ球場で開催された。対戦相手は「県伊丹」、歴史と伝統ある野球部、格上のチームである。雲雀は全力を出し切った。得点は2-0だがヒット数は4本づつ、互角の戦いだった。

この日も暑かった。JRは暑さで間引き運転、先に行われた2試合がコールドゲームで試合開始が早まった。そんな中、卒業生や、授業を終え駆け付けた生徒、控えの部員がフェンスにしがみつきながら声をからした。保護者も総立ちでメガフォンをたたき続けた

雲雀丘は打撃のチームに変身した。5点取られてもいい、6点取ればよい。10点取られたら11点だ。前々回のブログで「3勝はいらない、2勝を何とか」と書いたが夢は持ちこし。
夢は先のほうがいい。

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(2018.7.20)

2018年07月17日

「追いつき、追いつきそして逆転」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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実に見ごたえのある試合でした。夏の高校野球、雲雀丘学園の初戦の相手は舞子高校。この日(7月16日)は今年初の39℃を超える暑さを岐阜・揖斐川で記録。初回、舞子がたちまち2点先行、2回裏雲雀が同点に。5回表舞子がまたもや2点を追加、すかさずその裏雲雀も必死の同点に。今度は7回に舞子が勝ち越しの1点、「うーん」。しかし何と何と雲雀は8回裏に値千金の3点を挙げ逆転、舞子を突き放しました。

20180717-1.jpg9回表の舞子を0点に抑え勝利が決まった瞬間は雲雀丘の応援席はまさに歓呼の渦、バックスクリーンにたなびく学園旗を仰ぎながら学園歌を大合唱しました。それにしても選手は先行される劣勢をチームワークでよく跳ね返しました。負傷者が二人も出ましたがめげませんでした。2年生の3人のピッチャーの継投も見事でした。舞子もよく打ちましたが打ち負けませんでした。雲雀は強力打線、次の県立伊丹戦も最低7点取って打ち勝ってほしいと思います。

選手以上に頑張ったのが吹奏楽部。スタンドはまさに炎暑。演奏を切らすことなく吹き、叩き続けたのが勝利を呼びました。また保護者の必死の声援、強力なサポートが原動力であることは言うまでもありません。全員が一丸となった勝利は、野球部の歴史に残る快挙といっても過言ではないと思います。ありがとう、本当によくやった。

雲雀の勝利に免じてもらってもう一言。雲雀丘学園の試合が行われていたころ、私の母校、滋賀県立彦根東高校も2回戦を戦っていました。2:2の同点で迎えた8回裏5点を入れて突き放し勝利を得ました。私にとっては二つの喜びが重なった日となりました。

(2018.7.17)

2018年07月12日

「人間力で勝利」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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西日本豪雨で亡くなられた方が157名、不明者56名(7/11現在)、テレビで映し出される惨状に唖然としてしまいます。懸命の復旧作業が続けられていますが、水不足や30度を超える暑さなど、捜索や被災者を取り巻く状況は過酷さを増しています。どうぞ1日も早い復旧がなされ、被災者の皆様に笑顔が戻り、心の平穏を取り戻されることをお祈り申し上げます。

さて県中学野球宝塚市大会で雲雀丘学園中学校野球部は7月9日に行われた長尾中学校との準決勝戦で惜しくも敗れ、3位に終わりました。久しぶりの快挙に心から健闘をたたえたいと思います。雲雀丘学園中学野球部のいいところはチームワークと最後まであきらめない精神力、そして3年生のリーダーシップです。

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中学野球部は、対外試合ではバスを使わず、最寄りの駅から球場までは2列になって歩きます。人や自転車と出会うと3年生の指示で1列になり通行に迷惑が掛からないように気を配ります。練習後のグランド整備や片付けなども3年生が率先、ベンチからの声掛けも3年生が一番元気だそうです。こうしてチームは一丸となって戦うことができるのです

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クラブ活動の目的は試合に勝つことではなくクラブ活動を通して、苦しい練習に耐え、友達と泣き、笑い、けんかし、試合に出られなくても縁の下の力持ちになれる人間力を養うことにあります。また人間力が高まってくれば自然と試合にも勝て、勉強もできるようになるものです。それには先生方の指導力によるところが極めて大きいのです。挨拶がしっかりでき、靴をそろえられるのは日ごろの先生方の地道な指導です。まさに生徒の行動は先生の鏡です。これは文科系のクラブも全く同じことです。

20180712-3.jpgこれから夏の対外試合が多くなりますが雲雀丘学園はたとえ試合では負けても人間力では相手に勝利してほしいと思っています。来週7/16(月・海の日)はいよいよ高校野球の初戦、対舞子高校戦が待っています。「勝利より人間力」と言っていながらおかしいのですが、何とか兵庫予選で2つは勝ってほしいと願っています。3勝とは申しません。

雲は湧き 光あふれて 天高く純白の球 今日ぞ飛ぶ (栄冠は君に輝く) 

(2018.7.12)

2018年07月05日

「甘かったということです」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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2019年大学卒業の就職試験は先月6月1日に企業の選考が解禁され、次々と採用内定者が決まっているようです。今年は売り手市場と言われていますがやはり有名企業への合格は難しくなかなか就職先が決まらない学生も多いと聞きます。

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 今日は小・中高は休業になりました        両幼稚園は休園になりました

6月の中頃でしたが一人の女子学生が学園に来ました。お礼のためということです。

実はこの学生は雲雀丘学園の卒業生で現在女子大学4年生、今年初めだったと思いますが中高の先生と一緒に私を訪ねてこられました。私がサントリーに勤務していたということで、就職のアドバイスをしてほしいとのことでした。私の経験も踏まえ企業の考え方、試験や面接での心構えなど先生のご意見も交えながら話しました。

「自信がつきました」と笑顔で帰りましたが、少し気になったのでもう一度学園に来てもらって再度お話をさせていただきました。入社試験対策というより、社会人としての生き方の話になったと記憶しています。

残念ながら、お礼で来られた女子学生は、中高の先生も同席のもと、サントリーには不合格になったと報告されました。他の会社に決めたそうです。それでも明るく丁寧にお礼を言われ「父親もお礼に行きたいと申しておりました」の言葉も添えられました。

長期の就職活動の感想を聞くと少し間をおいて「甘かったということです」と反省の弁。すべてこの言葉に集約されているように思いました。しかし私はこの就職活動を通じて女子学生はこれから生きるにあたっての最高の教訓を得たと思います。安住を求めて企業に入るのではありません。生きがい、働きがい、そして社会への貢献あっての会社勤めです。

50年近く前になりますが私たちが大学を卒業したころの花形の就職先は銀行でした。優秀な人が銀行に行ったのです。銀行というだけで信用と安定が得られたのです。しかし現在、当時の名前がそのまま残っている銀行は一行もありません。

生涯勉強。就職が到達点ではありません。これからがあなたの始まりです。あなたの会社を日本一にしてください。私は一消費者として貴社の商品を買うようにします。

(2018.7.5)